場所は、南部の某州、今回初めて上陸します。あまりメジャーな州ではないので、あまり詳しい情報が事前に手に入らず実際どんな感じなのか想像もつきません。
さて、なぜ今ジョブインタビューしているかというと、アメリカに来てからだいぶ業績も増えてきて、そろそろ独立して自分自身の研究室を持つために独立したポジション（テニュアトラックのファカルティポジション）に就きたいからなのです。
アメリカのポジションについては、後日また詳しく書きたいと思いますが、僕は二年前から今の大学でリサーチトラックのファカルティをしています。しかし、このポジションは名前にファカルティとついていますが、実際はポスドクの延長みたいなものなのです。
簡単に言うと今のポジションでは、誰かの研究室の一員である必要があって、どんなに頑張っても自分の研究室を持つことができないのです。しかも、今の施設では今のところ独立したポジションに出世できる可能性がないので、ほかの施設の空きポジションの公募に応募しています。
そして、運良く今回インタビューが決まりました！
聞くところによると一つの募集に１００−３００ぐらいの応募があってそのうち３−５人をインタビューに呼ぶらしいです。かなり狭き門です。まだ、ポジションに決まった訳ではないですが、インタビューに呼ばれなければ先に進まないので、まぁ大きな第一歩です。インタビューのプロセス等も今後折りをみて書いていきたいと思っています。
実を言うと去年の終わりぐらいから、いろいろな施設に応募し始めていて、インタビューは今回で３回目です。本来は慣れる前に仕事をゲットするのがベストなのでしょうが、ちょっと慣れて来てしまいました。今までの数少ない経験から言うと、今までの２回は２泊３日で呼ばれて、１日目は空港からタクシーで近くのホテルに到着。２日目に実際のインタビューがあって３０分から１時間置きにたくさんのファカルティと１対１で話をする。その途中で１時間のセミナーをして、昼食と晩ご飯をファカルティと食べて終わり。そして３日目はタクシーに乗って空港に帰るだけ。というパターンだったのですが、今回は違います。かなり手厚く扱われています。
どう違うかというと、今回も２泊３日は同じですが、初日にデパートメントのチェア（一番偉い人）が空港まで迎えにきて、ホテルに連れて行ってくれます。そして違う人がホテルに来て夕食を一緒に取ります。２日目の朝にも他のファカルティがホテルまで来て一緒に朝食。その後インタービュー、セミナー、昼食、夕食をとるのは他のインタビューと同じですが、３日目の朝も誰かが来て朝ご飯を食べて、その後また違う人が空港まで送ってくれます。朝ご飯の時間や行き帰りの移動時間も息を抜けないつらさもありますが、ここまで手厚く扱われると、やはり人間うれしくなってきて心が動きます。
ともかく、この扱いは単に噂でよく聞くサザンホスピタリティー（南部の人は親切な人が多いらしい）なのか、本当にVIP待遇なのか見極めてきます。そして、このインタビュートリップを楽しんでこようと思います。
ではでは。
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