ここでは日本とアメリカにおける大学人としての道のり(今まさにその道の途中)の違いを僕なりに検討してみた良いと思う。
<それでは、はじまりはじまり>
日本でもアメリカでも大学院を卒業して学位を取ったら、その学位を武器にしてその後の進路を決めていくことになる。
その中の選択肢の一つとして大学にファカルティー(教授陣)として残るというものがあるだが、そこには日本とアメリカではかなりの違いがある。
しかし、その違いをはっきり解っている人はあまり多くないと思う。
僕も完璧に解っている訳ではないが、両方のシステムを見てきたものとして、ここでは日本とアメリカの大学でのファカルティーシステムの違いを僕なりの視点で解説していきたいと思う。
ファカルティーの枠が博士号取得者と比較すると驚くほど少ない今のご時世、博士号取得からすぐにファカルティーになるという道は恐ろしいほどまれでよほど運がよくない限りはまずあり得ない。
そのため、まず学位(博士号)を取得したら大方の場合ポストドクター(ポスドク)という学生でもなくファカルティーでもない曖昧な奴隷のようなポジションについて修行を積みながらファカルティーを狙うというのは日本もアメリカも特に大きな違いはないと思う。
そして、海外に留学を考えるのはこのポスドクの期間が多く、また博士号を持たない医師や歯科医師の場合でも医師や歯科医師の学位が一応博士号と考えられるのでポスドクとして留学することになる。
その後日本に帰って日本でファカルティーを目指す場合もアメリカに残ってファカルティーを目指す場合もどちらも長い階段を上っていくことには変わりはない。
<つづく>
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