<前回のポストからの続きです>
家族(特に小さい子供)がいる人にとっては、家族とともにする時間が増えるということも大きな魅力ではないだろうか?
働いている場所(ラボ)にもよると思うが、研究者は企業等に勤めている人たちとは違って、働く時間帯は自分のペースで自由に決められることが多い。
結果(論文やグラント)さえ出ていれば、朝早くから働いて午後早めに帰ろうが、午後から来て夜遅くまで働こうが自分の勝手である。
念を押すがそれは、結果が出ていればの話。
このように自由度が大きい職場にも関わらず、ただ漫然と土日もラボに来ている人たちも実際は大勢いる。
これでは日本にいたときとあまり変わらないような気がする。
もしかしたらそういう人たちは、家族と過ごしたくなくて職場に逃げているのかもしれないが、もし日本に帰ったらもうこんな時間が自由になる生活は二度とやってこないと思うし、いつか絶対後悔すると思う。
どうしても休めないときはしょうがないとは思うが、せっかくなのだから週末は仕事を休んで家族と時間を過ごしたらいいと思う。
自分もどうしてもやらなくてはいけない実験があるときは3ヶ月でも4ヶ月でも休まずラボにくるときもあるが、ほとんどの週末は仕事のことはすっかり忘れて、家族との時間をたっぷり取るようにしている(ただ仕事するのが嫌いということあるが)。
週末もラボに来ることで、ものすごい数の論文が出ているならそういう生活を続けていった方がいいと思うが、もしそうでないのならちょっとくらい休んでも変わらないと思う。
割り切って家族と時間を過ごすことも考えてみてもいいのでは?
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2006年9月からアメリカ中西部の小さな街にある某大学で研究生活を送っています。 気がついたらあっという間に6年が経とうとしています(2012年7月現在)。 アメリカでの経験をどこかで伝えていったら面白いかな?と思い、今更ながらブログを始めることにしました。 自分の海外での奮闘生活が、少しでも多くの人の留学してみたいと思うきっかけになってくれたらいいなぁ。 まぁたまには、研究生活と関係のない話も出てくるかとは思いますが、そこはどうかお見逃しください。
Monday, November 26, 2012
Tuesday, November 20, 2012
留学の醍醐味とは?(7)
<前回のポストからの続きです>
短期の予定で留学している人にとっては、少しの時間も無駄にしたくないという思いもあるかもしれないが(まぁ実際そんなにまじめな人はいないと思うけど)、せっかく異国の地にいるのだからその国の文化を楽しむ為に余暇を過ごすということも忘れてはならない。
観光旅行でその土地を訪れたときとは違った角度でその国を見ることができると思う。
仕事そっちのけでいつもバケーションの計画ばかりでは困るけど、たまに息抜きすることもいい仕事をする上ではやっぱり必要である。
職場と家の往復だけの留学生活ではあまりに寂しいし、留学から日本に帰国した際に確実に後悔する。
観光地を巡るもよし、国立公園に行くもよし、自分の住んでいる町を散策するもよしなのであるが、せっかくだから日本にいたら経験できないようなことをしてみて欲しい。
そのような経験をすることで自分の視野が広がっていくこともある。
特にアメリカの場合大自然がそのまま残っている場所が多く、実際目にするとその迫力に圧倒される。
我が家も子供が生まれる前に夫婦二人でアメリカを車で横断してみたことがある。
ど田舎の州に入ったときに、周りには草原以外何にもなく、地平線まで続く一本道をただひたすら何時間も走った時に“自分はなんてちっぽけな存在なのだろう”と思ったものである。
あの景色とそのときの感情はいつまでたっても忘れられない。
子供が大きくなったらもう一回ぐらいやってみてもいいかな(と思っているのは僕だけかもしれないが)。
<つづく>
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短期の予定で留学している人にとっては、少しの時間も無駄にしたくないという思いもあるかもしれないが(まぁ実際そんなにまじめな人はいないと思うけど)、せっかく異国の地にいるのだからその国の文化を楽しむ為に余暇を過ごすということも忘れてはならない。
観光旅行でその土地を訪れたときとは違った角度でその国を見ることができると思う。
仕事そっちのけでいつもバケーションの計画ばかりでは困るけど、たまに息抜きすることもいい仕事をする上ではやっぱり必要である。
職場と家の往復だけの留学生活ではあまりに寂しいし、留学から日本に帰国した際に確実に後悔する。
観光地を巡るもよし、国立公園に行くもよし、自分の住んでいる町を散策するもよしなのであるが、せっかくだから日本にいたら経験できないようなことをしてみて欲しい。
そのような経験をすることで自分の視野が広がっていくこともある。
特にアメリカの場合大自然がそのまま残っている場所が多く、実際目にするとその迫力に圧倒される。
我が家も子供が生まれる前に夫婦二人でアメリカを車で横断してみたことがある。
ど田舎の州に入ったときに、周りには草原以外何にもなく、地平線まで続く一本道をただひたすら何時間も走った時に“自分はなんてちっぽけな存在なのだろう”と思ったものである。
あの景色とそのときの感情はいつまでたっても忘れられない。
子供が大きくなったらもう一回ぐらいやってみてもいいかな(と思っているのは僕だけかもしれないが)。
<つづく>
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Monday, November 12, 2012
留学の醍醐味とは?(6)
<前回のポストからの続きです>
外国人の友達がもしできたら様々な文化を知ることができる。
言葉が違うのはもちろんのこと、食べるものなんかも全く違う。
観光でほかの国に行くのと違って、普段の生活の中での食事を垣間みることができるので、本場の食事を見ることができる。
しかし、レストランで食べる日本食に関して言えば、アメリカ人が食べている寿司は、“寿司“ではなく”SUSHI“である(僕はどっちも好きだが)。
また国が違えば、宗教観も全く違うし、人種間で性格も全然違う、こういうものを見るだけでもおもしろいと思う。
また、日本にいたときは人種差別なんて遠い世界のことだと思っていたが、少なからず現実になる。
例え自分が差別されなくても、他の人が差別されているのを否が応でもまのあたりにする。これは日本にいては絶対に経験できない。
こんな経験がいいことなのかどうかはわからないが、世界を知るという意味では必要なのかもしれない。
自分の子供の学校を見ていると様々な人種の人がいて小さいうちから世界にはいろんな人種がいるということを知ることができるというのはうらやましい限りである。
海外で生活するということは、例え短期間であったとしても、世界を見るいいチャンスだと思う。
特にアメリカはいろいろな国からの移民がたくさんいて、一つの国にいながら様々な国の人たちと触れ合うことが可能である。
日本人はいろいろな分野で高い能力を発揮できる人種であると思うので、もっとこういう経験をして、世界へ羽ばたいていって欲しい。
<つづく>
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外国人の友達がもしできたら様々な文化を知ることができる。
言葉が違うのはもちろんのこと、食べるものなんかも全く違う。
観光でほかの国に行くのと違って、普段の生活の中での食事を垣間みることができるので、本場の食事を見ることができる。
しかし、レストランで食べる日本食に関して言えば、アメリカ人が食べている寿司は、“寿司“ではなく”SUSHI“である(僕はどっちも好きだが)。
また国が違えば、宗教観も全く違うし、人種間で性格も全然違う、こういうものを見るだけでもおもしろいと思う。
また、日本にいたときは人種差別なんて遠い世界のことだと思っていたが、少なからず現実になる。
例え自分が差別されなくても、他の人が差別されているのを否が応でもまのあたりにする。これは日本にいては絶対に経験できない。
こんな経験がいいことなのかどうかはわからないが、世界を知るという意味では必要なのかもしれない。
自分の子供の学校を見ていると様々な人種の人がいて小さいうちから世界にはいろんな人種がいるということを知ることができるというのはうらやましい限りである。
海外で生活するということは、例え短期間であったとしても、世界を見るいいチャンスだと思う。
特にアメリカはいろいろな国からの移民がたくさんいて、一つの国にいながら様々な国の人たちと触れ合うことが可能である。
日本人はいろいろな分野で高い能力を発揮できる人種であると思うので、もっとこういう経験をして、世界へ羽ばたいていって欲しい。
<つづく>
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Wednesday, November 7, 2012
留学の醍醐味とは?(5)
<前回のポストからの続きです>
日本人であることを誇りに思い、海外にいる日本人同士協力して生きていくことも大切であるが、これでは結局日本にいるのと一緒である。
さらに日本語で話してばかりいると英語の上達は妨げられるし、周りの外国人は会話に入って来られなくなるし、悪循環である。
無理して日本人を避け外国人とつるむ必要はないと思うが、特に職場で日本人とばかり(しかも日本語で)話しているのはもったいないとことだと思う。
自分にも職場に日本人の知り合いはいるし、情報交換はなるべくするようにはしているが、なるべくそればかりにならないようにしているし、外国人の第三者がいる場合は英語で話すようにはしている。
その一方、職場以外では、日本人の友達を作ることは視野を広げるという意味で、大変有意義だと思う。
言い換えると、自分の分野以外(自分の場合は医学研究)の日本人と知り合うチャンスがたくさんある。
例えば、自分の場合はサッカーをやっている関係で、日系の会社の駐在員や現地で働いている人たちやMBAを取りにきている政府関係の方とも知り合いになれた。
これらの人たちは、日本いたらおそらく一生出会うことがなかったと思われる人たちだし、こういう友達ができたことは自分に取って大きな財産だと思う。
振り返るといままで自分はなんと閉鎖的な世界(医者の世界)で生きていたのだろうと思う。
<つづく>
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日本人であることを誇りに思い、海外にいる日本人同士協力して生きていくことも大切であるが、これでは結局日本にいるのと一緒である。
さらに日本語で話してばかりいると英語の上達は妨げられるし、周りの外国人は会話に入って来られなくなるし、悪循環である。
無理して日本人を避け外国人とつるむ必要はないと思うが、特に職場で日本人とばかり(しかも日本語で)話しているのはもったいないとことだと思う。
自分にも職場に日本人の知り合いはいるし、情報交換はなるべくするようにはしているが、なるべくそればかりにならないようにしているし、外国人の第三者がいる場合は英語で話すようにはしている。
その一方、職場以外では、日本人の友達を作ることは視野を広げるという意味で、大変有意義だと思う。
言い換えると、自分の分野以外(自分の場合は医学研究)の日本人と知り合うチャンスがたくさんある。
例えば、自分の場合はサッカーをやっている関係で、日系の会社の駐在員や現地で働いている人たちやMBAを取りにきている政府関係の方とも知り合いになれた。
これらの人たちは、日本いたらおそらく一生出会うことがなかったと思われる人たちだし、こういう友達ができたことは自分に取って大きな財産だと思う。
振り返るといままで自分はなんと閉鎖的な世界(医者の世界)で生きていたのだろうと思う。
<つづく>
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Tuesday, November 6, 2012
留学の醍醐味とは?(4)
<前回のポストからの続きです>
日本では味わうことのできない研究生活を送ることができる、それも一つの留学の醍醐味ではあるが研究以外にも日本にいてはまず経験できないようなことが数々起きる。
まず、自分の言語が全く通じないという環境に身を置くということは、それだけで人生においてかけがえのない経験である。
アメリカにいると日本語に触れる機会は極端に減るので、必然的に英語中心で生活していくしかない。
しかし、日本語で会話する気楽さなどから、職場で日本人とつるんでばかりいる人がいるのも事実である。
実際、先に留学している日本人の知り合いがいると生活のセットアップなどつい頼ってしまいがちである。
しかし、ここは是非他人に頼らず自分でいろいろと困りながらセットアップして欲しい。
家族がいるなら一緒に協力することで絆が深まる可能性もある。
自分も留学して間もなく、妻が日本に帰国している間に家の冷蔵庫が壊れてしまったことがある。
そのとき職場からいろいろなところに電話してなんとかこの状況を一人で解決しようと頑張った。
今となっては笑い話だが、そのときは必死だったし、また自分の英語が一気に上達した気がした。
そのときはつらいかもしれないが、このような経験を含めて僕は海外留学だと思う。
つらい経験はしないにこしたことはないのかもしれないが、留学経験者は誰もがこういうハプニングに必ず一度は遭遇するので、早いうちに経験して免疫をつけてしまうのも一つの方法である。
またこの手のエピソードは留学している人たちの間で盛り上がること請け合いである。
<つづく>
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日本では味わうことのできない研究生活を送ることができる、それも一つの留学の醍醐味ではあるが研究以外にも日本にいてはまず経験できないようなことが数々起きる。
まず、自分の言語が全く通じないという環境に身を置くということは、それだけで人生においてかけがえのない経験である。
アメリカにいると日本語に触れる機会は極端に減るので、必然的に英語中心で生活していくしかない。
しかし、日本語で会話する気楽さなどから、職場で日本人とつるんでばかりいる人がいるのも事実である。
実際、先に留学している日本人の知り合いがいると生活のセットアップなどつい頼ってしまいがちである。
しかし、ここは是非他人に頼らず自分でいろいろと困りながらセットアップして欲しい。
家族がいるなら一緒に協力することで絆が深まる可能性もある。
自分も留学して間もなく、妻が日本に帰国している間に家の冷蔵庫が壊れてしまったことがある。
そのとき職場からいろいろなところに電話してなんとかこの状況を一人で解決しようと頑張った。
今となっては笑い話だが、そのときは必死だったし、また自分の英語が一気に上達した気がした。
そのときはつらいかもしれないが、このような経験を含めて僕は海外留学だと思う。
つらい経験はしないにこしたことはないのかもしれないが、留学経験者は誰もがこういうハプニングに必ず一度は遭遇するので、早いうちに経験して免疫をつけてしまうのも一つの方法である。
またこの手のエピソードは留学している人たちの間で盛り上がること請け合いである。
<つづく>
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