<前回のポストからの続きです>
さて、実験を始めて結果が出るようになったら、ラボミーティング等でどんどん発表していこう。
ラボミーティングの頻度や発表のスタイルなどはラボによって異なるとは思うが、毎回データを発表できるように準備だけはしておくこと。
例えば、週一回ラボミーティングはあるけど、月一回しか自分の発表の機会が回ってこなかったとしても毎週新しいデータを発表するつもりで実験計画を練り、プレゼンテーションの準備をしておく。
そうしておけば、もし時間が余ったなどのちょっとしたチャンスが巡ってきたときに自分のデータを発表することができるし、ミーティングで発表の機会がなかったとしてもボスがふらっとラボに入ってきたときなんかにさっとデータを見せてディスカッションをすることができる。
このように自分が何をやっているかを積極的に発表し、それに対して周りの人の意見をもらい議論をしていくというのは研究をしていく上でとても大事なことである。
しかし、準備をしていなければ、このようなチャンスが回ってきても、それをつかむことはできない。
また、英語が苦手だからと他の人とディスカッションをするのを恐れてはいけない。
ある意味この発表の場をプレゼンテーションの練習にしてしまえばよい。
僕の周りの日本人でよく見るのは、ミーティングでは黙っているくせに、いざ学会発表などの機会が訪れたときにだけ英語で発表しようとしてあたふたしている姿である。
こんな風にならないためにも自分のラボのミーティングで練習していこう。
また、言葉だけで説明するのが難しい場合は、分かりやすいダイアグラムを描いたりしてビジュアルに訴えて説明していくとよい。
僕は実験の方法を説明するときなどは、手で絵を描きながら説明していく。
絵を描くためには言いたいことを自分の中でかなり噛み砕いていないといけないので、 準備の段階で自ずと勉強するようになる。
このようにいつでも発表できるように準備をしていくことは、勉強するサイクルも作れるし、ボスにもやる気をアピールできるしいいこと尽くめである。
<つづく>
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