<前回のポストからの続きです>
まず始めのポイントとして、今後いろんなことで交渉を進めていくためには自分の主張をしていかなくてはいけない。
これは遠慮や謙遜といった文化のある日本人に取っては苦手なことだと思う。
しかし、自己主張を全くしないでアメリカでストレスなく生きていくのは結構難しい。
特にアメリカでは日本のように阿吽の呼吸というものは存在せず、仕事上で困っていることや不満に思っていることがあっても、それをボスが勝手に察してくれることはほとんどない。
これはボスという仕事が忙しいためそこまで気にかけている余裕がないということも一つの要因であるが、それだけでなく意外と単に気がついていないということが多い。
だから不満などがある場合は日頃からこまめにアピールしていくことは大切である。
また日本のように年功序列という分かもないので、上司に不満を言ったりすることが失礼に当たるということもない。
だからといって攻撃的になっていいという訳ではない。
それなりのリスペクトを持った態度であれば、自分を主張していくことは悪いことではない。
ここでちょっと矛盾してしまうかもしれないが、交渉をうまくすすめるためのテクニックとしては、主張をするのはいいがすぐに交渉を始めるのは控えた方がいい。
例えば、「ここ1ヶ月忙しくて週末も働いているから疲れている。」というのは良いが、「ここ1ヶ月忙しくて週末も働いているからバケーションが欲しい。」と始めてはいけない。
そのときの1回はいいかもしれないが、この手を頻繁に使うと要求が多いやつだと思われてしまうので後々損をすることになる。
<つづく>
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