<前回のポストからの続きです>
海外に留学するということは、海外に長期に合法に滞在するということ。
そのためには、ヴィザの問題は決して無視できない。
しかし、多くの人がこの問題を軽視しているように感じる。
書類の不備やなんとか抜け道をしようと画策したことが発覚し、入国の段階で強制帰国させられた人たちも何人か見てきた。
また、ヴィザが切れるのがわかっていながら直前まで何も行動せず、ギリギリになってあたふたしている人がなんと多いことだろうか。
今まで見た中で最悪な例は、ある事情でラボを移籍しなくてはいけなくなったのだがヴィザが切れる1週間前になっても次の職場が見つからず、そのときになって突然そのときのラボのボスにヴィザの延長を頼みにきたというもの(ラボを動かなくてはならない状態になったのは約2ヶ月前だった)。
雇い主側としても、助けてあげたい気持ちはあったのだが、あまりに直前すぎて何もできず最終的に帰国するはめになった。
また一方で、アメリカに留学してこの国が好きになり、もっと長く滞在したいと思う人たちも大勢いる。
しかし、多くの場合は、ヴィザの更新や変更がかなわず帰国を余儀なくされている。
アメリカに移民したい人が多い中国人やインド人などと比較すると日本人の場合はヴィザが却下される確率はかなり低いので、早い段から計画性を持っていれば日本人が合法に長期滞在できる可能性はかなり高いと思う。
ここでは触れていないが、仕事で取る以外にも結婚や抽選でグリーンカードを入手する方法などもあるのでそれも一つの選択肢として考えておいてもいいだろう。
今現在の段階では研究者に対してはヴィザが比較的とれやすい状況であるが、これがいつ変わるかわからないので何度も言うようだが留学する時点でどのような方向でヴィザを更新/変更していくかもしっかり考えておいて損はない。
留学の基本は勉強や仕事のはずなので、ヴィザの問題でそれらに支障が来たのではもったいない。
なので、永住権や市民権を獲得するまでは、ヴィザに関してアンテナを張ってそれらの不安を少しでも軽減できるよう早めに対応していくことが留学を成功させる上での一つの秘訣である。
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