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Tuesday, February 26, 2013

交渉術(3)

<前回のポストからの続きです>

適度に主張していくのは必要なことではあるが、主張もしすぎるのはあまり好ましいのもではない。

特に何も成し遂げていない状態で主張や交渉を始めるのはいただけない。

アメリカでは主張していくことが当たり前とはいえ、これではただの文句の多い人間だと思われてしまう。

何事にも順番が大事なのである。

例えばラボで働きはじめて始めてすぐにヴィザのサポートを頼むとかいうようなことはできれば避けた方が良い。

ヴィザが切れるまでに時間が全然なかったとしてもまず始めは一生懸命働いてヴィザをサポートするにふさわしい人間だと証明しなくてはいけない。

たとえそれが短期間であったとしても、いきなりヴィザの話を始めるよりは効果的である。

しかも雇う側の人間としては、よく働く人にはその人が働きやすい環境を提供してあげたくなるし、いろいろと声をかけてあげたくなる。

ここで「何か困っていることはないか?」と聞いてきてくれたらしめたものである。

この状態になったら主張は通りやすくなる。

しかし、ここでも要求や交渉はしない方が良い。

できれば、自分が何を求めているのかを相手に言わせるようにすると良い。

そうすればこちらから頼んだことではなくなるので、相手が実現してくれやすくなるし、何も前に進んでいなければどうなっているのか探りを入れやすくなる。

反対に自分から頼み込んだ場合は、相手もいやいややっている場合もあるし、すぐに取りかかってくれないことも多い。

<つづく>


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