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Wednesday, January 9, 2013

ラボでの働きかた(12)

<前回のポストからの続きです>

そして、自分の留学先のボスとは密にコンタクトを取ることを忘れてはいけない。

日本と違って何も言わなくても自分のことを解ってくれるボスなんてまずいない。

また、ボスが自分の方からマメに接近してくることもあまり期待はしない方が良い。

彼らはとても忙しいのだ。

質問なり自分の実験の進行状況なり内容はなんでもいい、とにかくコンタクトを取らなければ自分のことを知ってもらうことは難しい。

英語が苦手だとか、しゃべるのが苦手だとか理由を付けてボスから逃げ回っていたら本当に忘れられてしまうし、せっかく留学に来ている意味がない。

そして、自分のことを知ってもらうだけでなく、逆にボスのことももっと知ろう。

可能であれば一日に一回は話をするようにするといいと思う。

直接会って話をするのがベストであるが、それは電話であってもメールであってもいいと思う。

全然ラボに顔を出さないボスの場合は、ボスのオフィスをこちらからマメに訪れよう。

また、出張等で飛び回っているようなあまりにも忙しいボスならアポを取ってでも定期的に自分から会いに行くこと。

これぐらいマメにコンタクトを取っていたら、たまに雑用を頼んでくるかもしれない。

そのときはチャンスと思って、二つ返事ですぐに引き受け、最優先で終わらせること。

ここで信用を得たらもっといろいろなことをやらせてくれるかもしれない。

例えば、今書いているグラントを見せてくれるかもしれないし、自分が頼まれている論文の査読を手伝わせてくれるかもしれない。

だめ元でそういうことをさせてもらえるかどうか聞いてみてもいいと思う。

そして、運良くチャンスが巡ってきたら、アイデアを出すなりコメントするなり必ず何かリアクションすること、また、絶対に期日は守るように。

こういうチャンスも結局は自分からコンタクトを取らなければ決して巡ってはこないし、結局は言ったもん勝ちなのである。

<つづく>


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