<前回のポストからの続きです>
留学前に夢中になって読みふけった留学に関する本は、かなり参考にはなったのだが留学に関するマニュアル本的なものがほとんどであった。
実際、どうやって留学するかについてはかなり詳しく書いてあったのだが、留学してからの戦い方に関して書いてある本はほとんど皆無に等しかった。
アメリカに来てから強く思ったことは、日本にいるときと同じような仕事の仕方ではなかなか認めてもらえないということ。
特に日本と違って言葉でうまく伝えなくてもわかってくれるということは皆無に等しい。
さらに多くの日本人は英語がうまくしゃべれずだまっていることが多いので、ものすごく頑張っても報われず、何もしていないよくしゃべる人間が得をするということも往々にしてある。
しかし、その一方でこの国はいい結果を出した人には更なるチャンスをくれる土壌(俗にいうアメリカンドリーム)はちゃんとある。
周りにいる留学している日本人を見ているとそのチャンスをつかむ前に帰国してしまっていることが多いように見える。もしかしたら、そういう人たちにとって留学は苦しくて楽しいものではなかったのかもしれない。そういう苦しい経験を目の当たりにしている日本に残っている研究者は留学に二の足を踏んでしまうのかもしれない。
実際、どういう風に働いたら海外で成功できるのかなんて誰も教えてくれないし、自分でもがき苦しんで探しだしていくものなのだとは思うが、もしそういうことが足かせになってになって留学をあきらめているのだとしたらそれは悲しいことだと思う。
僕自身思うことだが、苦労もあるけどやっぱり海外生活は楽しいし、多くの人に海外留学を経験してほしい。
だから、これから海外に出て行こうと思っている研究者の人たちが同じような苦労をすることがないようにという思いと、彼らの道標になればという思いで、これまでの経験を書き記していこうと思ったがこのブログを書こうと思った動機である。
<つづく>
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